テストや教科書の応用問題でよく出る問題の解説です。
池の周りを走る2人の速さを求める問題
具体的には次のような問題です。
周囲が2700mの池があります。この池を、Aくんは走って、Bさんは徒歩でまわります。
同じところを同時に出発して、反対の方向にまわると15分後にはじめて出会います。
また、同じ方向にまわると、AくんはBさんに45分後にはじめて追いつきます。
Aくん、Bさんのそれぞれの速さは分速何mか求めなさい。
解説
Aくんの速さを分速 \(x\) m、Bさんの速さを分速 \(y\) mとします。
「同じところを同時に出発して、反対の方向にまわると15分後にはじめて出会います。」という情報を図にすると

という状態ですから、15分後の2人の進んだ距離の合計が池1周分になる、ということがわかります。
言葉の式にすると
(Aくんの進んだ距離)+(Bさんの進んだ距離)=(池1周分)
となります。
数学的な式にすると
\(15x+15y=2700\)
となります。
次に、「同じ方向にまわると、AくんはBさんに45分後にはじめて追いつきます。」という情報を図にすると

という状態ですから、45分後の2人の進んだ距離の差が池1周分になる、ということがわかります。
言葉の式にすると
(Aくんの進んだ距離)-(Bさんの進んだ距離)=(池1周分)
となります。
数学的な式にすると
\(45x-45y=2700\)
となります。
この2つの情報から
\(\begin{cases} 15x+15y=2700 \cdots ① \\ 45x-45y=2700 \cdots ②\end{cases}\)
という連立方程式ができますね。
あとは、この連立方程式を解きましょう。
①×3 + ② をして
\(45x+45y=8100\)
\(45x-45y=2700\)
\(\underline{\hspace{5cm}}\)
\(90x = 10800\)
\(x = 120\)
\(x = 120\) を ① に代入
\(15 \times 120 +15y =2700\)
\(1800 +15y =2700\)
\(15y = 900\)
\(y = 60\)
よって、Aくんの速さは 分速120m、Bさんの速さは 分速60m となります。
まとめ
池の周り問題では、
2人の進んだ距離の合計が池1周分になる ことと 2人の進んだ距離の差が池1周分になる
ことについての連立方程式をつくる!
(Aくんの進んだ距離)+(Bさんの進んだ距離)=(池1周分)
(Aくんの進んだ距離)-(Bさんの進んだ距離)=(池1周分)
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